ファンダメンタルズ分析はやるべきなのか
「蜂屋さんはファンダメンタルズ分析をしていますか?」
先日こういった質問をいただきました。
ファンダメンタルズ分析は、トレーダーにとってとても重要な分析の手段ということは皆さんもご存知かとおもいます。
ですが私の場合、一切ファンダメンタルズ分析をしていませんが、ファンダメンタル分析は超重要だと思っています。
なぜ私がファンダメンタルズ分析をやらないのか、その理由は3つあります。
- 過去検証がしにくい
- すでに確定した足はファンダメンタルズ要素を内包している
- やったところで良い精度にならない
今回はこれらについてと、ファンダメンタルズ分析が重要な理由を解説します。
⏬こちらの動画でも合わせて学べます⏬
理由1. 過去検証がしにくい

私がファンダメンタルズ分析をしない一番の理由がこちら。
ファンダメンタルズ分析は、非常に過去検証がしにくいです。
私のトレードスタイルは、練習のとおりに本番で動くだけ。私にとって「練習」とは「過去検証」を指します。
ある程度の母数、データに対してどれだけの期待値が見込めるか、といった検証はみなさんも普段やっているかと思います。
検証で使うのは、過去のチャートで既に確定したローソク足ですが、
「このローソク足の時にどんなニュースがあったのか」
「このローソク足の時トランプ大統領がどんな発言をしたのか」
といった、イベントとの相関性を見るのは大変な手間がかかります。

その労力をかけるよりも、シンプルにローソク足だけを使った過去の検証で「テクニカル分析」のみに集中したほうが効率的ではないか、というのが私の考えです。
過去の検証をテクニカル分析に絞った結果、ファンダメンタルズ分析については一切考慮しないスタイルを確立しました。
先ほども言いましたが、私のトレードは練習(過去検証)のとおりに本番でもやるだけ。
FXのトレードに限らずあらゆるジャンルで「練習でやってきたことを本番で実践する、練習でやってこなかったことは本番でもやらない」という流れが基本ではないでしょうか。
練習で一切ファンダメンタルズ分析をしてこなかった分、本番でロットを張る際も一切ファンダメンタルズ要素を考慮せず、練習してきたことを忠実に守るようにしています。
理由2. すでに確定した足はファンダメンタルズ要素を内包している

過去のチャートは、当然すでに足が確定しており、過去に発生したファンダメンタルズ要素を全て含んだ上で、ローソク足を形成しています。
ということは、過去チャートから導き出された勝率、プロフィットファクター(総利益÷総損失。1を超えているとトレード全体がプラス収支)、エントリー回数がどれくらいかという検証結果に、この先の値動きも収束していく可能性が高いと考えられます。
これが、私がファンダメンタルズ分析を考慮しない2つ目の理由です。
確定したチャートはすべてを織り込んでいる
理由3. やったところで良い精度にならない

私は地政学リスクや経済について深い知見があるわけではありません。
素人の私がとやかく考えたところで、高精度な分析にはならない、というのが実際のところです。よくわからないものには手を出さないことにしました。
確かに、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を総合的・複合的に駆使しトレードを行なったほうが良い結果が出せるのでは、と考えることもできますが…
むしろファンダメンタル分析をしてしまうことで、自分のポジションにとって都合のいい情報ばかりが脳に残ってしまい、結果的に自分の思い込みを増長するだけでした。
私にはいきなり両方を極めることはできません。であれば1つ目の手法作りではいっそのこと、ファンダメンタルズ分析のことは完全に忘れて、テクニカル分析のみに集中することにしました。
まずはテクニカル分析に集中して、1つ目の武器をつくる
ファンダ分析をせずとも、ファンダ要素の恩恵は受けられる
冒頭で「ファンダメンタルズ分析は超重要」だと述べました。
為替の世界では私たち個人投資家だけでなく、企業に属して大口の注文をする「機関投資家」の方たちも同時にトレードしています。

一般論の話ですが、機関投資家の方々はファンダメンタルズ分析をメインに注文、売買をしていると言われており、長期のトレンドを作っているのも大口で取引をしている彼らです。
つまりは「ファンダメンタルズ分析によって長期のトレンドが作られていく」ということ。
私自身は、長期のトレンドを最重要に考えており、長期トレンドに逆らわないエントリーのみに徹底してトレードしています。
1年~数年単位で右肩下がりのトレンドならショートしかありませんが、長期のトレンドに逆らわないエントリーをすることで、結果的にファンダメンタルズ分析をおこなった場合と同様の結果が得られるのでは、と推測できます。
地政学リスクや経済のプロでない一般投資家にとってもっとも効率的なのは、テクニカル分析のみに集中し、長期のトレンドやその時発生しているトレンドに逆らわずに売買をおこなうことだと私は考えます。
この立ち回りによってファンダメンタルズ要素の恩恵を受ける(言い換えれば、大口トレーダーのおこぼれをもらう)ことになり、安定的な成績にも繋がるのではと考えています。
長期のトレンドに逆らわないエントリーをすることで、結果的にファンダメンタルズ分析をおこなった場合と同様の結果が得られる
おわりに
もちろん、ファンダメンタルズ分析をやらないのであれば、それ相応のリスクは受け入れる覚悟も必要です。
極端な例ですが、自分が持っていたポジションが外国の大統領の発言によって損切りになってしまったとしても、仕方ないと考えることにしています。
最後に、私の座右の銘を。
「やることはやる。やらないことは絶対にやらない。」
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