私はFXでも私生活でも、よく感情的になって後悔します。どうしたら後悔しないようになりますか?
こんな質問をいただきました。
そこで今回は、「後悔のない選択をするための9か条」をお伝えします。
- 自分の判断を記録し振り返る
- 他人に委ねず、自分で決定する
- 長期的に考える
- 知的謙遜に至る
- 第三者の目を意識する
- 最悪を想定する
- 反対側の思惑を想定してみる
- シンプル化する
- 集中力があるときのみ判断する
このルールを守ることで、「合理的な判断」ができるようになります。
後悔のない選択をする癖がつけば、感情リスクを排除し、売買ルールを適切に実行できるので、資産は安定的に増えていきます。
なぜ人はFXで後悔するのか?を分析し、9か条を詳しく解説します。
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FXで人はなぜ、後悔するのか?

まず最初に、なぜFXで人は後悔すると思いますか?
私の考えでは「相場に正しい選択があると思いこんでいる」からだと思います。
しかし、先が読めず、未来予想もできない相場の世界では「正解を探す」のではなく「後悔のない選択」を取り続けるのが重要です。
つまり、
「この先、米ドルは上がる!」
という風に先を決めつけるのではなく
「ここで買うが、ここまで材料が揃っているのに下落してしまったらしょうがない。そのためのリスク管理をしよう」
という風に
「自分の思惑と逆行しても大丈夫」な精神状態がトレードにおいてはベターです。
「自分の思惑から逆行するとしんどい選択」をしていると、後々後悔します。
後悔すれば感情的になり、抜け出せなければ、それが癖になります。
自分が後々後悔しがちな、感情的行動パターンを理解し、それらを徹底的に排除したいですね。
「後悔しない合理的判断のための9か条」を守ることで、「合理的な判断」ができるようになります。合理的に判断したことであれば、後悔する理由がひとつもないのです。
1つずつ解説しますね。
相場の世界に「正解」はない。合理的な判断による「後悔しない選択」が大事になってきます。
マイルール① 自分の判断を記録し振り返る

人は恐ろしいほど忘れる生き物です。
記録をして振り返ることをしない限り、自分の弱点に気づくことはできません。
自分がどのように感情的判断による失敗をしたのかを必ず記録し、振り返るべきです。記録することはその日のトレードの成績よりも重要なことだと思います。
私はダメ人間なので記録を最初は面倒くさがっていましたが、よくよく考えたらお金が減るよりは記録をするほうがマシと気づきました。
マイルール② 他人に委ねず、自分で決定する

投資の神様、ウォーレン・バフェットも言いました。
「自分の力で考えなかったら投資は成功しない」と。
自己責任の相場の世界で少しでも他人に期待し、他人に判断を委ねた結果が失敗だった時、人はどれだけ感情的になり、後悔するか。
私も経験したことがあります。
「他人に期待すること」は、FX初心者特有の精神状態なのです。
マイルール③ 長期的に考える

感情的に判断しそうになったら必ず思い出してください。
「その判断を1年後の自分が振り返ったらどう思うだろう」
「時間が経過しても、自分は同じことをするだろうか?」
時間の経過は人をとても冷静にします。
私も過去の失敗を振り返ると「今思うとなんでこんなバカなことしたんだ」と考えられることがほとんどなんです。
目先の小さな利益に囚われず、未来の自分に恥ずかしくない選択をしたいですね。
マイルール④ 知的謙遜に至る

知的謙遜とはつまり「自分は何も知らない」ということを理解した状態です。
相場の世界は知らないことが多いうえに、初心者だろうがなんだろうが全員プロや熟練トレーダーと同じ舞台で戦います。
「調子に乗らず、今の自分に見合った選択をする」
というのは、のちに後悔を生みづらいです。FXでは「自分は何も知らない」ことを知り、「自分の能力を客観的にみて正しく判断する力を高める」ことが大事になってきます。
具体的には「感覚に頼った飛びつきエントリーは自分にまだ早いかも」と自分を律するイメージです。
マイルール⑤ 第三者の目を意識する

「このエントリーを○○さんが見たらどう思うだろう?」
という風に、第三者視点で自分の判断を俯瞰して見ることで、感情的判断を中断できるケースがあります。
私もついつい適当なトレードをしそうになったら
「このエントリーをYouTube視聴者のみなさんが見たらなんて思うだろう。違和感があるんじゃないかな」
と力をお借りしていますよ。
マイルール⑥ 最悪を想定する

初心者は未来を予想しようとし、上級者は予想外をなくします。そして、必ずリスクリワード管理をし、最大損失金額をあらかじめ把握します。
最悪を事前に想定することで、最悪の結果になったとしても「予想通り」なので、後悔する理由はありません。
ショートのエントリーする前を想像してください
エントリー前に
「エントリー後に下落したプラン」
「エントリー価格に到達しないまま下落したプラン」
「エントリー後に上昇したプラン」
などなど
状況によって様々ですが、徹底的にトレードプランを立てて
「予想外を無くす」のが重要です。
ちなみに、売買前にトレードプランも立てられないくらい考える時間がない、超短い時間軸での高回転トレードは、初心者さんには少し難しいと思います。私はその理由でスイングトレードに切り替えました。
マイルール⑦ 反対のポジションの人の思惑を考えてみる

売りたいなら、売る理由だけでなく、買いたい人の立場になってロングのエントリーポイントを考えてみる。
買いたいなら、買う理由だけでなく、売りたい人の立場になってショートのエントリーポイントを考えてみる。
そして、逆側の立場でエントリーする理由が見つからなかったら、自分の本来の狙いを実行する。
逆側の立場でエントリーする理由が見つかっても、逆側の立場よりもリスクリワードがよいなら資金管理を見直した上でエントリーする。
これをするだけで、損切りを迅速に自信を持って行えるメリットがあります。
エントリー後に後悔することも激減します。超おすすめです。私はいつもやっています。
マイルール⑧ 売買ロジックをシンプル化する

人間は選択肢が多すぎると選択ができない生き物で、複雑すぎる手法では判断が遅れます。
判断が遅れれば優位性が激減し、後悔してしまうので感情的になり、感情的になれば握力も低下します。
また、選択肢が多いとその中で自分にとって都合のいい要素ばかり選んでしまい、損切りが遅れて、利確は早くなるという特大のデメリットがあります。
まだ勝てていないうちは、明快で決断を下しやすい売買手法から身につけていきましょう。
マイルール⑨ 集中力があるときのみ判断する

意外と落とし穴なのですが、疲れているときや嫌なことがあってイライラしているとき、周りが騒がしいときなど、集中できない状態では感情的判断が激増します。
このような状態でのトレードは後悔することも多く、しかも感情的判断でのトレードなので検証にも活かせないので、何も生まないケースが多いです。
体力・気力充分で、落ち着いた環境でトレードしましょう。
まとめ

ここまで「後悔しない合理的判断のための9か条」をご紹介しました。
トレードに向かう前に、よかったらこの9つのルールを流し見してみてください。
初心者のころ、私は紹介した9か条を守れていませんでした。この9か条の間逆なことをすべてやっていた時期もあります。
しかし考えを改め、私は「合理的判断」を徹底することで、トレード技術が劇的に上達しました。
この9か条が、みなさんのトレード向上の一助になれば幸いです。
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