今回の記事では、TradingView(トレーディングビュー)の有料プランのグレードによる価格の違い、またTradingView有料プランだけのおすすめのツールまでご紹介していきます。
TradingViewでどの有料プランを選べば良いのか迷っている方には、ぜひ参考にしていただければと思います。
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有料版の金額とグレードによる違い①

まずはTradingView(トレーディングビュー)の有料プランの違い、また有料プランの中でもどれを選べば良いのかといったメリットデメリット等の話をしていきましょう
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TradingViewの有料版の金額の違い
TradingView有料版は「Pro・Pro+・プレミアム」の3種類で、価格は次のようになっています。
Proでおおよそ月額1,600円くらい(1ドルが105~110円くらいの場合)から選べますが、私は現在プレミアムプラン($59.95)を使っています。
これについては、人によってどれを選べばよいかは変わってきますが、私はあるひとつの理由で赤枠内の「プレミアム」プラン一択です。
この理由については後ほどご紹介するとして、まず無料版との違いをご説明していきましょう。
TradingViewの無料版と有料版の主な違い
TradingViewの無料版と有料版の主な違いは次の項目になります。
- 広告の有無
- タブ毎のチャート数
- チャートレイアウトの保存
- カスタム時間足
他にも有料プランで特におすすめの機能としては次のものが挙げられます。
- バーのリプレイ機能
- 出来高プロファイルインジゲーター
- アラートの設置数/有効期限
それではおすすめの機能をご紹介する前に、まずは違いの部分から内容を詳しく説明していきましょう。
・広告の有無
有料版では広告が「非表示」になります。
しかし広告の表示・非表示に関しては、正直そこまで大きな問題ではないかな、とは思います
・タブ毎のチャート数
有料版ではタブ毎のチャートを表示できる数が増えます。
- Pro:2分割
- Pro +:4分割
- プレミアム:8分割
チャートに関してなんですが、例えばproだと2分割・プレミアムは最大8個まで出せるます。これについて個人的にはメリットを感じているわけではありません。
正直チャートって、たくさん出して監視してても、あまりいいことがないんですよね。
私にとってたくさんのチャートを開くことは、自分のエントリーと関係ないシグナルまで気になってしまって、感情を無駄に消耗してしまう原因になります。
「チャートを開かない」くらいの方がよい、とすら思っているほどです。
そのような考えで、私は結局チャートは1枚に落ち着いてしまいました。ですので、このチャート機能の必要性については人によるかと思います。
・チャートレイアウトの保存
チャートレイアウト機能は、有料プランにする必要性を感じる機能のひとつです。
皆さんもチャートにラインやペンツールで、自分なりの分析をいろいろと書き込むことがあるでしょう。
その自分が分析用に書いたラインなどを、全く別のまっさらなチャートのキャンパスで保存でき、それを2つ・3つとキープできる機能です。
私はこれを活用して、ひとつは「テクニカル分析」、もう一つは「トレードノート」として分けて利用しています。
「テクニカル分析用」は、いつも皆さんへブログやYouTubeでお見せするためのものとして使っているので、他にも「プライベート用」に情報を記録していくためのものが必要になってきます。
この「プライベート用」では、その時思ったことや、取引の記録などをチャートに直接書き込んでいくためのトレードノート用のレイアウトとして必要なのです。
だからレイアウト保存が無料プランの1つでは足りない、というのも有料プランに変えた理由のひとつにもなります。
・カスタム時間足
「2時間」や「8時間足」などのマイナーな足を使いたい方には、無料プランだと使えないので、このカスタム時間足機能が必要になってくると思います。
有料版のみのオススメツール「バーのリプレイ機能」
有料プランの最大のおすすめのひとつ「リプレイ機能」について説明します。
このリプレイ機能というのは、チャートの右側を隠して過去検証が行えるツールです。
画面下の「ジャンプする」という機能を使えば、チャートの右側を設定に応じて隠すことができるので、自分なりにいろいろな検証ができるわけですね。
この先自分の引いた線やインジケーターが、機能しているのかどうかを確認する作業ができるんです。
例えば高値と高値を結んで線を引いてみて、「ちょっと下降トレンド終わってるぽいな」と思った時に天井のラインが有効であるかの検証をしてみます。
画面下の「再生」ボタンを押すと、設定したスピードに対してチャートが進んでいきます。
更新時間の調整は可能で、2秒ごとや1秒毎や、0.5秒にもできます。また「一時停止」ボタンで停止することも可能です。再生時間を調整して、ゆっくりのスピードで動かしつつ「前に」をクリックすれば、ひとつ先のローソク足に飛ぶこともできます。
この便利な「バーのリプレイ機能」は、次のような場合の「過去検証ツール」として活用してください。
- 自分が使ってるテクニカル分析は機能するのか
- 設定の加減は機能するか
- センターラインはちゃんと意識されるか
- 天井でショートができるのか
このような内容の他にも、自分が使っているインジゲーターが、正しく機能するのかを確かめたい時にも有効です。
この「バーのリプレイ機能」を、デイトレードで重要になる時間足などの「短期足」に対して利用できるのは、「有料プラン」だけになります。
無料版は日足/週足/月足のみ利用可能
デイトレーダーの方が過去検証したいときには、ちょっと物足りないと感じるのかなと思います。
「バーのリプレイ機能」は、過去検証ツールを探して迷ってる方にすごくオススメできる機能です。
この機能はとてもおすすめできるんですが、無料プランで使えるのは日足レベルまでなので、最大限に活用するには最低でも有料のProプランに切り替えたほうがいいとは思います。
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有料版の金額とグレードによる違い②

皆さんもいろいろなインジケーターをご利用になっているとは思いますが、ここではTradingView(トレーディングビュー)の中でも人気の「出来高プロファイルインジケーター」をご紹介していきます。
オススメツール「出来高プロファイルインジケーター」
TradingViewおすすめ機能のひとつが、「出来高プロファイルインジケーター」なんですが、こちらは無料では使えません。
有料プランだけで使える出来高インジケーターの1種ですね。
出来高は通常縦に表示されているイメージが強いと思うんですが、出来高プロファイルインジケーターでは、価格ごとに出来高の多さを横軸で表示してくれるという機能です。
それではこの「出来高プロファイルインジケーター」の使い方を説明していきましょう。
まずこれは過去の豪ドル円の日足のトレンドですが、このチャートを例にご説明していきます。
中期の上昇トレンドだったんですが、買い支えが入っていてわかりやすいですよね。上昇トレンドの天井に2回ぶつかって、結局は下抜けして落ちて行っています。
この時点でまずチャートから考えることは、次のような点になるでしょう。
- 中期上昇トレンドが終わった
- サポレジ転換で反落していった
- 200SMAにもタッチしている
- 長期下降トレンドの上限付近(目標値も達成)
- ダブルトップ
私にとっては、200SMAとグリーンチャネルの加減がダブルで反応しているところで反落していった「非常に確度が高い」下落ではあります。
しかもよく見ていくと、ここではダブルトップも作っています。
そのダブルトップのネックラインまで戻っての反落という、いろんな要素が詰まって状況ではあるんです。
しかしこれだけの要素があっても、リアルタイムでトレードをしていていると200SMAの付近で本当にエントリーできるのか?という不安な面もあります。
直前までトレンドとしては上昇していた流れに、「ダマシ」を疑う方が多いでしょう。そこで出来高の出番になります。
出来高の量が伴うと、トレンド転換の確度が上がりやすいという傾向があります。トレンドが変わる時には、+αで出来高が多いとトレンド転換の成功率が上がるのです。
ここで画面上部のインジケータータブから「出来高プロファイルインジケーター」を開いてください。
「VisibleRange(可視範囲出来高)」を選択
これで今表示されているローソクの範囲の出来高が横軸に表示されました。
どの価格帯が最も出来高が多いのかを示す線も表示されます。
左の黄色い部分が「売り」、右の青い部分が「買い」の出来高を表しています。
基本的に売り買いの注文が多いところは反応しやすい傾向があります。この価格ごとの出来高を確認することによって、トレンド転換が成功しやすいかどうかのひとつの判断基準にできるということです。
「水平線引きすぎ病」対策にも活用
出来高プロファイルインジケーターは、「水平線引きすぎ病」対策としても使えます。
私も初心者の頃は特にそうでしたが、水平線を引き過ぎてもはやどれが機能するかやっていてわからなくなっている、という方も少なからずいると思います。
そこで「出来高プロファイルインジケーター」を補助輪として使うことをおすすめします。出来高の多いところにだけ水平線を被せていくというやり方です。
あくまでも補助輪としての使い方にはなりますが、自分の分析による水平線の位置が間違っていないか不安な時にも、出来高を表示させることでより信頼度を高められるケースもあります。
トレンドが転換しやすいと思うところで、出来高が伴っていればより安心してエントリーできるという状況になります。
今回は出来高プロファイルインジケーターのおかげで、結果としてこのような下落の初動をしっかり取ることに成功しました。
ご紹介したTradingViewの「出来高プロファイルインジケーター」は、次のような人に特におすすめです。
- トレンド転換の初動を狙いにいく人
- 水平線を引き過ぎて余計に困る人
出来高プロファイルだけで完璧なトレードをすることはさすがに難しいですが、「補助輪」としては使うには非常に優秀なシステムですのでぜひご利用ください。
ここまでの機能だけですと、ProプランでもPro+プランでも良いのではないか?と思われるかもしれませんが、それについてはその通りです。これだけなら、有料ならばどのプランでも良いと思います。
そこで次はいよいよ私が「プレミアムを選んでいる唯一の理由」についてご説明していきましょう。
TradingViewを使う
有料版の金額とグレードによる違い③

ここからは私がTradingView(トレーディングビュー)のプレミアムプランを使っている唯一の理由、「アラート機能」についてご紹介していきます。
「アラートの設置数」
プランごとのアラートの「設置数の違い」を重要視している
まず私は使い方が特殊なので、アラートをたくさん設定するタイプなんです。
毎日30通貨ペアくらいを観察しているのですが、全部を見つめているわけではありません。自分の有利なところに近付いたペアだけアラートが鳴ってそれをチェックしに行く、というスタイルでやっています。
観察するペアが30通貨あって、それぞれの短期・中期・長期トレンドと、少なくとも1ペアにつき3つのチャネルが引いてあるわけです。さらにその中で上昇・下降トレンドについてのチャネルというのも引いてあります。
このように、多くのポイントでのアラートが必要になるので、単純計算でProプランの10個やPro+の30個といった数では全然足りないのです。
このような理由で、アラートの設置数が「400個」というプレミアムプランが必要だ、という判断になりました。
「アラートの有効期限」
また、プランごとのアラートの「有効期限の違い」にも理由があります。
私は長期トレンドとして、ひとつのチャネルを引いたらそれが数年効いたりするので、有効期限が2ヶ月などの短い期間だと非常に困るというのが理由です。
このように私は「とにかくアラートを使う」というアラート重視のスタイルなので、プレミアムプラン一択となりました。
- 監視通貨ペアが多い人
- チャートに張り付かない人
兼業の方やお忙しい方など「チャートに張り付かないトレードをしたい」方にはアラート設定は本当に強くおすすめしています。
どのプランかで迷う方は、まずは有料プランでアラートをいくつか設定してみるという方法はおすすめです。
そのなかで「30個では足りない」という状況が出たら、必要経費だと思って少し値は張りますが、プレミアムプランに変えてみるというのはいかがでしょうか?
総合的に見て、アラートの有無や設置数をプランを選ぶ基準にするのが良いと思います。
アラートがそこまで必要でない方はPro、Pro+プランでも問題はありません。基本的には、私はアラートの数でどのプランにするか(いくら払うのか)を決めるのが無難だと思っています。
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