この記事では、私が愛用しているTradingView(トレーディングビュー)の「アカウント開設方法」から「実際の使い方」について簡単に解説していきます。
後半では「TradingViewのチャートをシンプル化するやり方」についても解説しています。
人は情報がたくさんあると、その中から自分にとって都合の良いモノだけをつまんでしまう生き物なので、シンプル化は必須です。ぜひ最後まで読んでください!
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こちらがTradingViewといって、私が普段使っているチャート分析ツールですが、非常に高機能で独立したチャートツールです。
ウェブブラウザ上だけでなく、スマホアプリやタブレットアプリなどで動作し、どなたでも使うことができます。それではまずはこのTradingViewの特徴からご紹介していきましょう。
TradingViewの最大の特徴

TradingViewの特徴としては、多機能&銘柄も豊富ということ
①多機能
とてつもなく機能が多いので、いろいろな方に対応できます。
- トレンドラインを引ける
- チャネルを引ける
- 文字を打ち込んでメモがわりに使える
- リスクリワードを計算できる
- 人気のフィボナッチも使える
このようにご自分のスタイルに合わせて、いろいろできます。
②銘柄数も多い
あらゆるジャンルで銘柄数が豊富です。
- 株式銘柄
- FX
- CFD
- 仮想通貨
- 指数
取り扱いジャンルの多さだけでなく、その中での取り扱い銘柄数が本当に多いのが魅力です。
このようにTradingViewは多機能で&銘柄も豊富で、分析のためのインジケーターもたくさん備えています。
「TradingViewは独立したチャートツール」
TradingViewは独立したチャートツールです。アカウントを作れば同期され、デバイス(端末)を変えてもOKです。
私は基本的に線を引いてトレードするタイプなので、パソコン上で引いた線をスマートフォンとかタブレットとかで、いちいち引き直すのが非常に面倒臭いんです。
TradingViewであればパソコンで引いた線も、同じアカウントのスマホやタブレットならば同期されます。
スマートフォンやタブレットでログインした際にも、こういった線やデザインが同期されるというのはすごく魅力的だなと思います。
メインチャートはTradingViewのみでOK!
現在私はメインチャートにTradingViewを使用しており、証券会社備え付けのチャートはスマホエントリー時のみ使用しています。
証券会社の備え付けのブラウザ版チャートは基本的に使っていません。スマホアプリでエントリーだけ使っています。
利用するときも気配値だけ確認して、大きな差がなければアプリでエントリーしてるという感じです。
どんな証券会社を使っていようが、デバイスをたくさん持っていようがメインチャートはTradingViewでOKです。
それで困ったこともないですし、むしろ便利だなぁと思っているので、私はTradingViewを強くお勧めさせてもらってるわけです。
他にもローソク足の右側を隠して再生して「過去検証ツール」としても使えたり、投資家同士が交流する「投資戦略コミニケーションSNS」機能も備わっていたりもします。
ただ今回は「TradingView初級編」としてのお話になりますので、細かい機能のお話は別の機会にしておきます。
まずは最初の入り口である「アカウント」の作り方からご説明しておきましょう。
またアカウント開設後には、TradingViewの最初の使い方として「チャート分析するための線を引く」部分をメインにご紹介していこうと思います。
TradingViewのアカウントを作ろう

それではTradingViewを利用するためのアカウントを作成していきましょう(推奨動作環境:Google Chrome)。
①「TradingView」で検索
※海外FX口座で「トレードビュー」という似た名前のものがあるらしいのですが、全くの別物ですのでご注意ください。
今回のお話のツールは「TradingView(トレーディングビュー)」です。
②「無料株式チャート・株式相場とトレードのアイディアーTradingView」にアクセス
③登録開始
アクセスすると、以下のような画面が表示されると思います。
※もし英語で表示されている場合はこの部分を「JA(Japan)」に変更してください。
④アカウント作成
まずはアカウントを作っていきますので、右上の「無料登録」を押してください。
⑤サインアップ
お好きな形式でのサインアップをします。
各種SNSなどとの連携も可能ですが、やり方は皆さんのお好きな方法にお任せします。以上でアカウントの作成は完了です。当然TradingViewは無料で使うことができます。
※ TradingViewには有料プランというのも存在します。どんな人が有料プランにすべきなのか?有料プランにするとどういうメリットがあるのか?というのは別の機会にご紹介しています。
チャートをカスタマイズしよう
まずこのトップページの中で上のほうにチャートというボタンがありますので、こちらを押してください。
現在は日経225の日足が表示されていますので、まずはこれを変えていきましょう。
①ローソク足に切り替える
新規のチャートが出てきますので、左上「日経225」の右の「①」のタブから「ローソク足」に切り替えましょう。
ローソク足以外にも鍵足とかいろいろかわいい形のものとかありますが、これは私は活用方法がちょっと勉強不足で知らないので、今回はローソク足でいきたいと思います
②銘柄を変えよう
今回はFXトレーダーの方向けにお話をしているので、日経225ではなくて「ドル円チャート」に切り替える方法をご紹介します。
一番左上のメニューバーの横が「JNP225」となってますが、これを一旦削除します。このデリートした部分に、直接「USDJPY」銘柄を入力することで、ドル円リストが表示されます。
このリスト右側には取り扱い証券会社表示が記載され、各社のドル円チャートの選択ができるようになります。しかし証券会社によってチャートに劇的な違いがあることは基本的に考えられませんので、お好きなチャートをご利用ください。
次にチャートレイアウトの変更について解説していきます
③レイアウトを整えよう
いきなり線を引いて分析をはじめるのではなく、まずちゃんとレイアウトを整えていきましょう。
私はホワイトカラーベースよりも背景が黒だったりする方が、目に優しくて長時間見ていく上でいいなぁと思っているので、ダークレイアウトに変えていきます。
「ダークレイアウト」に変更する
これは好みの問題ですが、白ベースよりも黒ベースが好みの方は、この画面左上のこの3本線メニューボタンを押して、下のほうに「ダークテーマ」があるのでこれをチェックします。
「罫線」を消す
次は背景に表示されている罫線を消します。私は自分で水平線などを引きたいトレーダーなので、最初に表示されているこの「罫線」が邪魔になるため消していきます。
まず背景の何もないところで右クリックをします。下に表示されるメニュー内の「設定」を押します。
チャート設定の上から4番目「外観」のところで
- 垂直グリッドライン
- 水平グリッドライン
それぞれの項目をタッチして、不透明度を「0%」に設定します。
これで罫線に惑わされずに自分が引く線に集中できる状態になりました。
トレードスタイルにより好みがあるとは思いますので、この部分はお好みで調整してください。
「出来高を消す」
後は出来高が表示されているんですが、出来高を使わないよって方にとっては邪魔だと思いますので、出来高の消し方もご紹介しておきましょう。
出来高の消し方は簡単で、出来高グラフにカーソルを合わせ右クリックしてください。これで表示される「メニュー」の中から「削除」を選択すれば消すことができます。
これでだいぶスッキリした印象になりました。普段私はこんな風なまっさらなところで線を引くという形でチャート分析をしています。
次は時間足を変えていきましょう。
④時間足を変えよう
初期段階では、ドル円の日足になっていますが、画面左上の「日」の表示をクリックして別の時間足に切り替えることができます。ここで表示されるリストから変更してください。
(※無料版は広告がたまに出るのですが、広告を消すためには無料プランから有料プランに変更する必要があります)
「ウォッチリスト」
まず覚えて欲しい機能はウォッチリストですね。
右上の4本線が枠に囲まれてるボタンをクリックすると、自分のお気に入りの通貨ペアをここに保存していくことができるので、あとでチェックしたい銘柄がある場合にはここで保存してください。
ウォッチリストの横に「シンボル追加枠」があるので、ここに例えばドル円じゃなくだけじゃなく他の通貨も検索して、追加するとブックマークリストに載っていきます。
ここにお気に入りのペアはどんどんリスト追加していくことができ、気になった時にはこのリスト上で選択するだけで、該当ペアのチャートへ表示変更ができます。
(※無料プランはリストは1グループしか作れませんのでご注意ください。)
もちろん為替だけじゃなくて、株式や指数なども追加できるので、他のジャンルも含めてフル活用したほうがいいかもしれないです。
自分好みにカスタマイズできるので活用してください。ちなみに私は普段監視している20ペア以上の通貨ペアをここでリスト化しています。
次はインジケーターを追加しいていきましょう。
⑤インジゲーターを追加しよう
私は普段、移動平均線(単純移動平均線)を表示させていますので、今回は「200期間SMA」を表示させてみようかと思います
メニューバーの中に「インジケーター」という項目がありますのでそれをクリックしてください。
表示されるリストに、インジゲーターの種類が豊富に表示されますので、もしご自分が普段使っている他のインジゲーターがあればこの中から選択すれば表示されます。
今回は移動平均線なので「MA(移動平均線)」を選択します。
これで移動平均線が表示されますが、期間がデフォルトのままなので移動平均線の期間を変更したいと思います。
「移動平均線の期間を変更しよう」
移動平均線を直接右クリックして設定でもいいですし、右側のこのデータウインドウからでも変更できます。
このような画面が表示されますので、各項目を設定していきましょう。
各項目を以下のように変更します。
期間 | 最初は移動平均線「9」で期間設定されてますが、MAの設定は私は200期間で設定していますので、期間を「200」にします。 |
ソース | 当然終値で計算してほしいので、「終値」のままです。 |
Resolution | 「シンボルと同じ」になってるのでこのままで大丈夫です。 |
この状態で切り替え先の時間軸に応じた200SMAが表示される設定になりました。
例えばすべての時間軸で同じ200SMAを表示させたい場合は、「Resolution」で 1日を選んでもらえれば、全てのチャートで日足に対する200SMAが表示されるようになります。
ただあまりその必要性は感じないので、私は「シンボルと同じ」でやっています。
「線が細すぎるので目立たせよう」
また線の太さを変えたい場合などは、同じく移動平均線を右クリックするか、データウインドウで「MA」項目を選択してメニューを開いてください。
メニュー内の「スタイル」タブから、色や線の太さの変更ができるようになっています。
以上、今回はまずはTradingViewの基本画面の設定を行うところまでのご紹介になります。
TradingViewは独立したチャート分析ツールとして、とても優秀なシステムであり、多機能で銘柄も豊富なのが魅力です。
メインチャートとしてTradingViewだけを利用すれば、外出先のモバイル端末でもテクニカルラインの共有もできて非常に使い勝手の良いツールです。
今回は「TradingView初級編」として、まずはアカウント開設から簡単な設定方法までご紹介していきました。
このTradingViewに関しては、私のYouTube動画でさらに詳しく解説しております。また、こちらのサイトでも今後TradingViewに関する情報をお伝えしていきますので、YouTube動画と併せてぜひご覧になってください。
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愛用のチャートツールについて
TradingView

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