ハイローオーストラリアをRSIで攻略しよう!
RSI(Relative Strength Index:相対力指数)は、買われすぎ・売られすぎを判断するためのオシレーター系テクニカル指標として、FXやバイナリーオプションなどあらゆる相場で幅広く使われています。
RSIを正しく理解し活用することで、「エントリータイミング」をより明確にし、トレードの勝率を高めることが可能になります。
この記事で分かる事
- RSIの基本的な仕組み
- 実際の計算方法
- 効果的な使い方とトレード戦略
- 注意点とその対策
RSIとは?トレードでの役割と基本の考え方
RSI(相対力指数)は、過去一定期間の「値上がり幅」と「値下がり幅」をもとに、相場の「強さ」を数値化したテクニカル指標です。
RSIは以下のような場面で役立ちます。
- 買われすぎ・売られすぎの判断
- 反発や反転の予兆を読み取る
- トレンドの強弱を分析する
RSIが示す意味
RSIが70%以上 → 買われすぎ状態
RSIが30%以下 → 売られすぎ状態
つまり、RSIを使うことで「これ以上の上昇は難しいのでは?」「そろそろ反発するかも」といった相場のヒントが得られます。
RSIの計算方法と具体例
RSIの計算式はとてもシンプルですが、意味を理解することが重要です。
RSIの計算式
RSI = 値上がり幅の合計 ÷(値上がり幅合計+値下がり幅合計)× 100
通常は14日間(または14期間)のデータを基に計算されます。
具体的な計算例を見てみましょう。
計算例
過去14日間の値上がり幅合計が 3円
値下がり幅合計が 1円
この場合、RSIは以下のようになります。
RSI = 3 ÷ (3 + 1) × 100 = 75%
つまり、75%の値上がりパワーを示しており、買われすぎの状態と言えます。
RSIの数値が示す相場の状態一覧
RSIの数値によって、現在の相場環境を判断する基準をまとめました。
RSIの数値 | 相場の状態 |
---|---|
70%以上 | 買われすぎ(売りのシグナル) |
50%付近 | 中立(方向性が曖昧) |
30%以下 | 売られすぎ(買いのシグナル) |
RSIの数値だけで判断するのは危険ですが、他のテクニカル指標やチャートパターンと併用することで信頼性が増します。
RSIを活用した具体的なトレード手法
RSIは、基本的に「逆張り」に使われることが多い指標です。
買われすぎ → 売りエントリー
売られすぎ → 買いエントリー
といったシンプルな手法が基本になります。
- RSIが70%以上で「売りサイン」 → 高値圏で売りエントリー
- RSIが30%以下で「買いサイン」 → 安値圏で買いエントリー
トレンド相場でのRSIの使い方
強いトレンド相場では、RSIが70%や30%で張り付くことがあるため、「順張り戦略」との併用が重要です。
- RSIが70%超で張り付き → 強い上昇トレンド → 押し目買いを狙う
- RSIが30%以下で張り付き → 強い下降トレンド → 戻り売りを狙う
ダイバージェンスとは?RSIによるトレンド転換のサイン
価格の動きとRSIの動きが逆行する現象を「ダイバージェンス」といいます。
これは、トレンドの勢いが衰え始めていることを示し、トレンドの終焉や反転のサインとなる重要な現象です。
ダイバージェンスの種類と特徴
ダイバージェンスの種類 | 見られる現象 |
---|---|
弱気ダイバージェンス | 価格は高値更新、RSIは下降 → 上昇トレンド終了の可能性 |
強気ダイバージェンス | 価格は安値更新、RSIは上昇 → 下降トレンド終了の可能性 |
ダイバージェンスを利用したトレード戦略
ダイバージェンスが発生したときは、
- ポジションを一部または全て利確する
- トレンド転換を狙った逆張りエントリーを検討する
実際のトレードでの使い方
価格が高値を更新しているにもかかわらず、RSIが前回の山を超えずに下がっている場合は、「ダイバージェンス発生」と判断し、ポジション整理や逆張り準備を行いましょう。
RSIの弱点と注意点
RSIは便利な指標ですが、万能ではありません。特に、強いトレンドが発生している相場では、以下の点に注意する必要があります。
- RSIが70%以上または30%以下のまま長期間張り付く
- レンジ相場では効果を発揮しやすいが、トレンド相場では誤ったシグナルを出す可能性がある
トレンド系指標と併用しよう
移動平均線やボリンジャーバンド、MACDなどのトレンド系指標と組み合わせることで、RSIの弱点をカバーできます。
RSIを使った売買タイミングの実例紹介
2010年9月15日のドル/円チャートを例に、RSIを活用した売買タイミングを解説します。
- 政府・日銀の介入による円売り → RSIは70%以上の買われすぎサイン
- 短期移動平均線(15日)が完全に右肩上がり → 強い上昇トレンド
- その後、長期移動平均線(25日)が下向き → トレンド終了のシグナル
このように、RSIだけでなく他のテクニカルと合わせて判断することで、より高精度なエントリーが可能になります。
RSIと他の指標を組み合わせた最強トレード法
移動平均線+RSI
移動平均線でトレンドを確認し、RSIで押し目や戻りを狙う
- トレンドが上昇 → RSI30~50%で押し目買い
- トレンドが下降 → RSI50~70%で戻り売り
MACD+RSI
MACDでトレンド転換を確認し、RSIで逆張りタイミングを探る
- MACDゴールデンクロス+RSIが売られすぎ → 強力な買いシグナル
- MACDデッドクロス+RSIが買われすぎ → 強力な売りシグナル
まとめ|RSIをマスターしてトレード精度を向上させよう!
RSIは、初心者でも使いやすいシンプルな指標ですが、
- レンジ相場では逆張り
- トレンド相場では順張りや押し目・戻り売り
- ダイバージェンスでトレンド転換を察知
など、状況によって柔軟に使い分けることが重要です。
特に、他のテクニカル指標やチャートパターンと組み合わせることで効果を最大限に発揮します。
自分のトレードスタイルに合わせて、RSIを使いこなしていきましょう!